漢詩

昭和43年卒で現在は東京秋工会で役員として活躍されている嵯峨さんより「漢詩」が寄せられましたので掲載させて頂きます。「王 子雲」は、嵯峨さんの漢詩での名前だそうです。(横に読んでいきます)


質実剛健之校風

     王 子雲

天 在 藍 旗 揺 擺 止  地 成 堅 固 克 蘭 隊

相 親 青 翠 柳 門 中  旭 水 紅 輝 在 晩 憶

城 裡 千 秋 剛 健 存  質 実 也 有 金 砂 地

秋 工 風 校 継 承 希  于 月 下 松 皆 此 誓

「吟」

 質実剛健之校風  王 子雲

天に 揺擺(ゆれ)ては止(と)まる 藍(あお)き旗在りて

地には堅固な 克藍(すくらむ)隊(たい)を成す

青翠(せいすい)の 柳の門の中で相親しくし

旭の水 晩憶(ばんい)に在りて 紅(くれない)に輝く

 城裡(じょうり)千秋 に剛健 存り

 質実也(も) 金砂の地に有り

 秋工の風 校に継承を 希(き)し

 月の下の松 于 (に) 皆  此(こ)れを誓う

「字 義」

・藍旗 コバルト色の旗

・揺擺 揺れ動く

・克蘭 スクラム

・青翠 青々とする

・憶 記憶

・也有 〜も有る

・城裡 街中

・此 これ

・于 〜に


「意 味(秋田弁バージョン)」

 空にコバルトの旗っこが、なびいてよ〜

地には固でスクラムっこ成しているでねが。

 青々とした柳の門の中で仲良く交流してよ、

旭川の水だば、晩げに真赤赤に輝いていたんだや。

 市中の千秋には、なんとして剛健が存在してよ、

質実もまた、金砂の地に有るでねが!

 んだしな、え〜が、秋工の風を校に継承を願って、

月の下の松っこに皆これを誓うべ!


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 この詩は、相馬洋悦氏(昭和40年建築卒)の詩(金砂会報12号記載)の内容に感服して、それを押韻・韻律や対句を整えて律詩に変えました。   2011年7月作(昭和43年電気科卒 嵯峨)


秋田工業高校には「秋工健児」という素晴らしい応援歌があります。

その一節です。

1.我が頼もしき選手等よ

 清き誇りを胸にこめ

 骨肉飛散の奮闘に

 栄えある園の花となれ

2.空を彩(いろど)るコバルトの

 秋工健児の応援旗

 熱声あふれる声援に

 いざ立て秋工のチャンピオン

4月初旬に埼玉県熊谷ラグビーでおこなわれた全国高校ラグビー選抜大会に応援でラグビー部黒澤監督を囲む「ふるさと応援団・東京秋工会の面々。嵯峨さんも応援。秋工はこの大会3位に。

応援席(中央のベージュのコートで応援はち巻姿の嵯峨さん)